記事: 杉田家・津村裕里(ゆり)専務からのご挨拶
杉田家・津村裕里(ゆり)専務からのご挨拶
冷凍ラーメンのオンライン販売の開始に向け、ご挨拶をさせて頂きます。
私は杉田家3店舗のマネージャーをしております、津村裕里と申します。
通販を始めようと思ったきっかけは、お引っ越しで杉田家に来られなくなってしまったお客様からの 「これからこのラーメンが食べられなくなるのは、本当に惜しいです」 この、何気ない一言でした。
我々もそのお客様を失うのは惜しかったです。
せめて慣れない引っ越し先でも、馴染みのあるこの味を食べてもらいたい。
その為に、このお持ち帰りラーメンの通販を始めようと思いました。
就職先が遠方だった…、転勤になった…、結婚した…、子供が小さくてなかなかお出かけできない… やむを得ず足が遠のいてしまうお客様も、これまでずっとうちのお客様であったことは紛れもない事実です。
その方々一人一人がいらっしゃったからこそ今の杉田家があります。
私はそういったご縁を大切にしたいと思っています。
ですので今回のオンライン事業は、そういった方々への恩返しのために始めたと言っても過言ではありません。
「そんな方もいるのね、じゃあラーメン冷凍して送ろうよ。裕里、なんとかやってみなよ。」と、うちの母の助言で、行動に移さなければと思い「製造許可をとって、配送する」までを実現する為に3年かかりました。
こちらの冷凍ラーメンの販売にあたり、3年前からタイミングを見計らいながら連休には店内のレイアウトを変えるインフラ工事に費やし、店舗型工場の設備を整えながら、保健所の方との綿密な打ち合わせ、工事の為の素材の材質や寸法のチェックの繰り返しを行い、表示法も勉強し商品開発をし、食品製造業の許認可を取り、出荷ラインを整えました。
まずは商品のクオリティを納得のいく形に持っていくこと。
自分自身がその商品を食べたいと思えるかどうか、そして小さなお子様が食べても安心できるような、衛生的な環境で作られているかどうか。
材料は新鮮かつ、安全なものなのかどうか。
全て自分の目で見て、判断をしています。
ですので、自信をもって、胸を張って、おすすめできる商品になっております。
目標としては「より多くの方に杉田家の味を届けること」。
お店の味を保ちながらも、冷凍食品としての品質を維持するための改良と工夫を続け、店内で手売りをしておりますが、今ではリピーターの方が沢山いらっしゃいます。
これらを通じて、冷凍ラーメンの販売が杉田家全体の成長や発展に繋げられたら満足です。
まだ杉田家に来て味わったことのない方も、2024年秋に発売されたコンビニのカップラーメンでうちの名前を知ってくださった方も、ご無沙汰している方にも、沢山の方に届けて、杉田家のラーメンを召し上がった時に幸せだと思って頂ければ、作り手である私も幸せです。
お客様のお声をEメールやアンケート等を通じてお聞かせ頂ければ幸いです。